都道府県がん診療連携拠点病院とは
患者さんが全国どこでも質の高いがん医療を受けられるようにするための拠点として厚生労働大臣が指定した医療機関のことをいいます。
都道府県内で中心的役割を果たすよう都道府県に概ね1箇所指定される「都道府県がん診療連携拠点病院」と二次医療圏に1箇所程度指定される「地域がん診療連携拠点病院」があります。
指定に係る経過
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本院は、平成17年1月に「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けて以来、専門的ながん医療を提供するとともに、圏域内の医療機関との連携や診療支援、医療従事者に対する研修、患者さんに対する相談支援などに取り組んできました。
こうした実績を踏まえて、本院は、島根県知事から推薦を受け、平成20年2月8日付けで厚生労働大臣から「都道府県がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。
都道府県がん診療連携拠点病院の役割
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島根県における専門的ながん医療の提供、がん診療の連携協力、がん患者に対する相談支援・情報提供などを推進していくために様々な取り組みをおこなっています。手術、放射線療法、化学療法の他、これらを組み合わせる集学的治療、緩和ケア、セカンドオピニオンなどの提供、専門的な医師・スタッフの配置、放射線療法部門・化学療法部門の設置、医療スタッフの研修、地域がん診療連携病院への情報提供、診療支援の実施が主なものですが、さらに最先端のがん治療にも対応できるように新たな事業にも取り組んでいます。
- 地域におけるがん診療連携体制等がん医療に関する情報交換
- 地域がん診療連携拠点病院等に対する情報提供、症例相談、診療支援
- 「島根県がん診療ネットワーク協議会」を設置し、下記の事項に取り組む
- 地域におけるがん診療連携協力体制等がん医療に関する情報交換
- 県内の院内がん登録データの分析・評価
- 県レベルの研修計画作成、診療支援を行う医師の派遣調整
- 地域連携クリニカルパスの作成 など
現在、島根県内には、都道府県の拠点である1つの「都道府県がん診療連携拠点病院」と、二次医療圏の拠点である4つの「地域がん診療連携拠点病院」があります。
二次医療圏とは、医療法第30条の3第2項第1号に規定する区域のことで、特殊な治療を除いた一般の医療需要に対応するために設定された区域のことです。県内では松江圏、雲南圏、出雲圏、大田圏、浜田圏、益田圏、隠岐圏の7圏域があります。
病院一覧
都道府県がん診療連携拠点病院
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- 島根大学医学部附属病院
地域がん診療連携拠点病院
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- 松江市立病院
- 松江赤十字病院
- 島根県立中央病院
- 浜田医療センター
がん診療連携推進病院
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- 益田赤十字病院